brekkie の意味・解説・用法・例文 【オーストラリア英語】



brekkie [bréki][ブレッキー]

[名](オーストラリア、ニュージーランド)
1.=breakfast(朝ご飯)

朝食」を意味する名詞breakfastを省略し変化させ接尾辞-ieを後にくっつけた、オーストラリア、ニュージーランド英語で典型的な造語法により生まれたスラング。

しかし本当に彼らは長い単語を省略するのが好きだな。オーストラリア英語にはこういったDiminutive(指小辞語)、より分かりやすく言えば親しみや愛情、時には侮蔑を込めたような略称表現が多いです。要は長い単語を嫌う傾向にあるわけです。例えばmosquito(蚊)mozziefootball(フットボール)fottyafternoon(午後)arvoになります。breakfastも同じく、長いですものね。


例文 I need to get up and make some coffee and brekkie. 起きてコーヒーと朝ごはん作らなきゃ。

例文 I want to eat my brekkie at maccas. 朝飯はマクドナルドで食べたいな。
*Maccasとは、オーストラリア英語のスラングで「マクドナルド」を意味します。これも長いから縮約されました。

例文 I had an egg & cheese sanger for brekkie. 卵とチーズ入りのサンドイッチを朝ご飯に食べた。
*sanger:オーストラリア英語で「サンドイッチ




dawg



dawg [ˈdɔ:g][ダーグ|ドーグ] 

[名](アメリカ
1.友達。親友。ダチ。相棒。
2.犬。
 
dog(犬)より派生したスラング。アメリカ黒人のコミュニティーから生まれた単語で、近しい関係の友人(「ダチ」や「相棒」とでも言うべきか)を意味する。アメリカ黒人の若者が好んで使う表現で、dudeとほぼ同じ意味合いで用いられる。また、二番目の定義にもあるように、単に「」を表する場合も。
 
例 Wassup dawg?(よう、相棒)
 
使用例:右の黒人の若者が0:12くらいより使用。





chin up



chin up [ʧín əp][チンナップ]

[慣用句]
1.元気出せよ。ポジティブにいこうぜ。

chinとは「アゴ」の意。元気の無い状態から立ち直るには下を向いてちゃいけませんね。というわけで、アゴを上げて(up)いこうぜ=「元気だせよ」となります。

keep your chin upとも(というかchin upはこれの省略形)。意味は同じ。

ちなみに私は仕事でヘマをした時、イギリス人の同僚にこれを言われました。

Chin up, mate. You've still got many chances.(まだまだチャンスはある。元気出せよ。)




minted の意味・解説・用法・例文 【イギリス英語】



minted [míntid][ミンティド]

[形](イギリス
1.お金を持っている。裕福な。リッチな。

"mint"という単語の原義は「造幣局」であったり「大金」であったり、お金に非常に関連がある。それを形容詞的にmintedと使うと、上記のように、「お金を持っている」や「リッチな」などを意味するスラングとなる。イギリス英語のスラング。

また、"mint"という別のスラングもあるので要注意。まあ、mintedだったらmintだとは思うけれど。

例文 I'm gonna buy a *Ferrari Enzo when I get minted.(金持ちになったらフェラーリ・エンツォを買うんだ。)

*フェラーリ・エンツォはイタリア語に則った日本語の名前。英語圏ではEnzoの/z/は[z]で発音されるので、[エンゾ]となる。
 





foxy



foxy [ˈfɑksi][フォクスィー]

[形](アメリカ
1.魅力的な。セクシーな。性的に魅力のある。美人の。

foxとは「美人な女性」を意味するスラングですが、これが形容詞になったものがこのfoxyです。beautiful, sexy, attractiveあたりの形容詞と同義。

例 Who's the foxy babe in the middle of the picture.(写真の真ん中に写っているセクシーな子は誰?)






no brainer



no brainer [nóu breínə(r)][ノーブレイナー]

[名][形]
1.当たり前のこと。考えるまでもないようなこと。簡単な問題、事。

no brainagent suffixの-erがついて「脳みそがなくても分かるようなこと、もの」といった感じ。字面からは結構キツイ表現に感じられるものの、ポジティブ、ネガティブ両方の意味合いで用いられる。ハイフンを入れてno-brainerとも(特に形容詞として使われる場合)。

例 The final of LANG101 was such a no brainer.(LANG101の期末試験はマジで楽勝だったわ。)

また、こんな感じで使われていたり。
What to Eat Before an Exam: No-Brainer Breakfast RecipeEvery College Girl)。「考えなくても簡単に作れるような朝ごはん」といったところかな。




spaz



spaz [spǽz][スパッズ]

[名](アメリカ
1.あほ、馬鹿、とんま、間抜け。
 
子供が好んで相手を罵倒するのに使う。「馬鹿な」などを意味する形容詞spasticが変化したもの。このspasticという単語には「痙攣症の」や「脳性麻痺の」などといった意味もある為、spazもあまり使うべきではないスラング。
 
spazの例(映画Meatballより)。
関連語句





Rotten Ronnies



Rotten Ronnies [ˈrɑtn ˈrɑniz][ロトンロニ-ズ]

[名](カナダ)
1.マクドナルド
2.その商品

カナダ英語のスラングで、マクドナルドに対する蔑称。ronnieは「クソ=shit」を意味するスラングで(他、ヘロ○ンや巻きタバコなど)、rotten(腐った)が修飾して「腐ったウ○コ」となる。マックの商品など、基本的に貧困層や若者向けの質の悪い食べ物であるとの、彼らの認識に由来している。Rotten Ronnie'sとも。

使用例は、Culture Japanという日本在住の外国人向けの交流サイトに投稿された、マクドナルドで眠りこける客の写真を見ての外国人の反応から抜粋。

Ontario州LondonのHondoさんのコメント。
I've never seen anyone sleeping, although you could probably find people on the floor in abdominal pain from the gut rot that Rotten Ronnies gives you.(マクドナルドで誰かが寝てるのなんて見た事ないなぁ。マックのハンバーガーのせいで内臓が腐ってさ、その腹痛で客が床に倒れて苦しんでるのは見かけるかもしれないけれどね)。


YouTubeより、カナダ人によるRotten Ronnies(マクドナルド)のツアー?動画



蛇足だけれど、カナダのマクドナルドのマークにはメープルがしっかりと入っています。





grats



grats [grǽts][グラッツ]

[慣用句]
1.おめでとう

Congratulations(訳:おめでとう)を省略したcongratsを更に短くしたもの。gratzとも。

Grats on your promotion, man!(昇進おめでとう!)





アメリカンスラングvsブリティッシュスラング on Ellen





アメリカのTV番組"The Ellen DeGeneres Show"での一コマ(笑っていいとものテレフォンショッキングのアメリカ版とでも言いましょうか)。MCのEllen DeGeneres(アメリカ人)とゲストのHugh Laurie(イギリス人)が、それぞれの国のスラングに関する問題を出し合っている。


Ellenが出題したもの(アメリカのスラング

・flossing=showing off=見せびらかす
・ba-donka-donk=extremely curvaceous female behind=とても曲線的な、女性のお尻(つまりはいいお尻)。黒人英語発祥の表現。

#curvaceousとは「曲線的な」とかそんな意味。ここでのbehindは前置詞ではなく、名詞「お尻」として使われている。

shawty=young kid or woman=子供、もしくは若い女性


Hughが出題したもの(イギリスのスラング)

・chin wag=chat=おしゃべり
・chuffed to bits=really pleased=とても嬉しい

chuffedは当ブログでも紹介していますね。

お互いのスラングを全然分かっていないのを見ると、スラングの地域間の隔たりが大きい事を再認識するな、と。これだからこの手の勉強?は止められない。

ちなみにMCのEllenさん、元がコメディアンだけあって、ちょくちょく面白い事を言ってくれる。効果音に対しても、「この音はイングランドでは違う音だろうからね」なんて茶化したり(1:07-)。




ABM の意味・解説・用法・例文 【カナダ英語】



ABM [eibi:em][エイビーエム]

[名](カナダ)
1.ATM、キャッシュディスペンサー。

Automated Banking(もしくはBank) Machineの略で、アメリカ他その他の英語圏ではATM(Automated Teller Machine)と呼ばれているもの。まあ我々も日本語で使っているので説明は不要。

例文 I hate ABM cash withdrawal charges. ATMの現金引き出し手数料が大嫌いだ。


ただ、このABMだけが呼称してカナダ国内で使われているかといえばそうではなく、バンクーバーでの生活を思い出してみると、ATMでも通じたし、ATM/ABMなんて併記されているところもあった。国境にも近く、アメリカドルがところによっては使えちゃったりするバンクーバーだからなのかは不明。その他都市在住経験者の皆様のコメントお待ちしております。

参考までに、カナダの五大銀行の一つ、Scotiabank(スコシアバンク)のwebサイトのスクリーンショットを。ATM検索のページ名称がATM Locaterではなく、ABM Locaterとなってます。











引用元
http://maps.scotiabank.com/en/index.php




diaperhead



diaperhead [dáiəpə(r)hèd][ダイァパーヘッド]

[名]
1.オムツ頭→towelhead





nag



nag [nǽg][ナグ]

[名]
1.ウザイ奴、面倒な奴、口うるさい奴。

上に定義をいくつか併記したけれど、要は"annoying person"。動詞nag(意味は口煩く言う)を元にする単語。男性、女性の両方に対して用いられる。


ちなみに、シンガポールのYahoo! AnswersにWhy are mothers such a nag?(何で母親ってのはあんなに口うるさいんですか?)という質問が寄せられている。使用例としてご覧頂きたい。




def の意味・解説・用法・例文



def [déf][デフ]

[形]
1.最高の。凄い。
2.はっきりとした。

definitiveあるいはdefiniteの省略形。「最高の」「凄い」「はっきりした」と言った意味の形容詞です。


[副]
1.明確に。絶対に。確かに。間違いなく。

definitelyの省略形。「絶対に」「間違いなく」などを意味します。確信を持って物事を述べる時に使われる副詞です。


形容詞としても副詞としても、どちらにせよポジティブな場面で用いられる事が多いですね。副詞として使われるのを見かけるほうが圧倒的かもしれません。

同じ[デフ]ですが「耳の聴こえない」 はdeafなので異なります。要注意。

例文
Inception was pretty fucking bad ass! Def worth the theater ticket.(インセプションちょー良かったぜ。映画館で観る価値があるわ。)

例文
Tonkotsu ramen , def try!! Had some of my friends try it for the first time and they absolutely loved it. 豚骨ラーメンは絶対にトライしたほうがいいぜ。友達何人かに食べさせたんだけれど、あいつらすんげー気に入ってさ。

例文
I'll def check out the anime when it comes out. そのアニメが放映されたら間違いなくチェックするぜ。